■目的

  • 本研究は、国立病院機構に属する病院を対象とした、急性心筋梗塞の急性期治療におけるプロセス並びにアウトカムの実態調査とその評価を目的としている。

■対象

  • 急性心筋梗塞発症後72時間以内に入院した患者全てを対象とする。
    (なお、発症時刻を特定できない場合は、推定時刻を用いる。)

■内容

  • 国立病院機構に所属する病院における急性心筋梗塞症の治療プロセス、アウトカムに関連したデータについて悉皆調査により収集し、病院間でのバラツキを評価することにより、急性心筋梗塞治療の質の向上を図る。質の評価を概念的に説明する方法として、質を構造(structure)、プロセス(process)、アウトカム(outcome;転帰)の3要素で捉えるDonabedianの手法を採用する。得られたデータに基づき、急性心筋梗塞の急性期治療のプロセス並びにアウトカムに関する臨床評価指標を算出し、より評価に適切な指標を検索する。また、登録患者を追跡し、急性期治療、特に重症度・急性期インターベンションに応じた治療のアウトカムを評価することも副次的な目標としている。

■研究責任者