■目的

  • 非弁膜症性心房細動(NVAF)患者における抗血栓療法を調査し、その中でも抗凝固薬の使用実態に注目し、どのような理由でどのような群で充分使用されていないのかを明らかにする。また投薬の差異による血栓塞栓症、出血性合併症、予後につき前向きに調査する。二次研究では、抗凝固薬非投与群の追跡を行い、日本人における脳塞栓リスクが欧米と同様・同等であるのかを明らかにする。

■対象

  • 外来通院中あるいは経過観察可能な非弁膜症性心房細動(NVAF)患者

■内容

  • NVAF患者における抗血栓療法の使用状況を横断研究より調査し、国立病院機構における現状を把握するとともに患者背景、発作性・持続性の別、ガイドラインに示されている脳塞栓リスク別、病院、医師の専門別による比較検討をおこなう(エントリ登録)。またコホート研究で前向きに血栓塞栓症、出血性合併症の有無、小出血、薬剤、除細動の調査を行う(1年後入力、研究終了時入力)。ワルファリン投与患者においては安定時にPT-INRを連続6回測定する。

■研究責任者