当機構の元職員の逮捕について

　昨日（５月１１日）、当機構の元職員が、在職中の収賄の容疑で逮捕されました。
　これまで当機構においては、本事案に関わる業者との不適切な関係に関して自主的な調査を行い、本年３月３０日に行為者２８名と管理監督者４６名の処分を行いました。
　また、二度とこのようなことが起こらないよう、当機構による自主的な調査に加え、捜査当局に対して相談及び全面的な情報提供を行ってきましたが、昨日、逮捕に至ったものです。このことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。
　今後とも、警察の捜査に全面的に協力してまいります。
　当機構としましては、この事態を厳粛に受け止め、「取引業者との接し方に関する基本ルールの徹底」や「他の職員が確実に業者とのやり取りを確認できる体制」などの再発防止を講じ、信頼回復に努めてまいります。

【逮捕者】
　〇氏　　名：安彦　昌人（あびこ　まさと）　６０歳　男性
　〇元の所属：元　独立行政法人国立病院機構下志津病院事務部企画課長
　　　　　　　　　　※令和４年２月２８日付辞職
　〇当機構による調査・処分との関係：
　　　　昨年２月の内部通報を契機とした当機構の調査においては、当人からの
　　　聞き取りを行ったが、取引業者との不適切な関係性については否定してい
　　　た。
　　　　また、下志津病院の企画課長在任中、当時部下であった職員２名（係長
　　　１名及び係員１名）に対する指導監督の不適正により、本年３月３０日に
　　　戒告相当としていた。
　　　　なお、既に当機構で自主的に調査を行った者も含め、すべての常勤事務
　　　職員等を対象に、現在、外部調査委員会（座長：岩出誠 弁護士）において
　　　調査を行い、７月末日までに結果を取りまとめる予定としている。