="教育研修事業"

  • このページを印刷する - D.I 先生 外科

D.I 先生 外科

(1)参加したプログラムの内容及び主旨

 1.プロジェクト名:国立病院機構専修医海外留学プログラム

 2.派遣先:アメリカ合衆国、ロサンゼルス、Veterans Affairs West Los
         Angeles Medical Center

 3.派遣期間:平成24年10月15日~平成24年11月30日まで

 4.本邦所属先:国立病院機構熊本医療センター外科

 5.内容:Veterans Affairs West Los Angeles Medical Center(VA)に短期留学
        し、米国の医療現場を研修しながら体験した。

 ①Veterans Affairs West Los Angeles Medical Center 外科
       毎朝6時(水曜は5時半)に集合し、派遣先のレジデントとともにカンファレン
     ス、回診を行った。その後手術室に実際に入り手術見学を行った。水曜は
       回診後にUCLAで行われるGrand Roundと呼ばれる合併症カンファレンス、講
       演会に参加することができた。
 ②University of South California(USC) 外科
     VAと同様に朝の回診から参加し、手術見学やGrand Roundに参加した。USCで
       は隣接するLos Angeles County Medical Center(LAC)も見学することができ
       た。LACにはLevel 1 trauma centerに指定されている非常に大きな救急外来が
       あり、搬入から手術終了までの流れを見学することができた。
    ③VA 感染症科
       感染症科はコンサルテーション科として存在し、各科のコンサルトを受ける形に
       なっていた。各科の感染症合併例を共診で診て治療にあたっていた。

    6.成果達成状況

    ①VA外科
     外科手術はどちらかというと小さい手術が多く、また症例数も少なかったが、そ
       の分ゆっくり見学することができた。朝早く出勤し、夕方早く帰りその後の時間
       を有効に使うシステムは日本も学ぶべきところがあると感じた。またカンファレ
       ンスや回診は議論が活発で非常に建設的な討議が行われていた。文化の違いもあ
       り日本でそのまま行うのは難しい印象もあったが、日本でのカンファレンスや回
       診のあり方を再検討するいい機会ではないかと感じた。手術手技自体は正直日本
       の技術の方が上だと感じた。
  ②USC外科
     救急外来、外傷チームを見学することができたのが今回の研修で最も大きい得ら
       れたものだった。合理的でシステマティックに外傷のプロトコルができあがって
       おり、日本は2歩も3歩も遅れていると感じた。また教育システムも充実してお
       り、USの学生やレジデンのレベルの高さを目の当たりにし、日本での後輩の育
       成に生かしたいと感じた。
  ③VA感染症科
     自分の患者が感染症を発症した際の対応の仕方、アセスメントの仕方を学ぶこと
       ができた。

    7.研修コース全体の評価:米国への基礎留学の機会が多いのに比べ、臨床留学の
         機会は少ない。そんな状況の中米国の実臨床を間近で経験することができ、非
         常に有意義な研修であったと感じた。

    8.まとめ:この度国立病院機構専修医海外留学プログラムにてアメリカ合衆国ロ
         サンゼルスの退役軍人病院で2ヶ月間研修をさせて頂きました。米国の外科の
         practiceがどのように行われているかを実際に見学し、日本と比較することで
         今後の臨床のレベルの向上につなげることができると感じました。特に感じた
         のは時間の使い方であり、朝を有効に使うことで、夕方以降を自らのスキルア
         ップのために使うことができるいい例を目の当たりにしました。これは自らが
         実践するだけでなく、周囲にも広げていきたいと思います。また教育のレベル
         の高さにも驚きました。スタッフが忙しい中教育にしっかりと時間を取ってあ
         たっていました。これは先に述べた時間を有効に使うことでできることでもあ
         り、やはり時間の使い方を改善するべきだと考えます。外傷システムは非常に
         進んでいました。正直なところ進み過ぎていてそのまま日本に適応することは
         できないと思いますが、1つ1つ足元の改善できるところからいい方向に変えて
         いければと感じました。この2ヶ月間の経験を当院の外科や外傷のシステムの
         向上のためと、研修医の教育のために生かしていきたいと思います。

 

(2)留学で学んだことを国立病院機構が提供する医療の質改善のためにいかに活かすか

   当院は研修医を多数抱えており、その研修体制は整っているとはいえない。研修医
   の指導の際に米国のような回診形式を試しに導入し、研修医のレベルアップを図り
   たい。また米国で行われているITLSの内容を当院で行っている外傷トレーニングコ
   ースに取り入れ、外傷診療の向上に努めたい。外傷診療のシステムについても見直
   しを含め構築のお手伝いをしたい。

 

(3)留学生活に関して、以後本制度にて留学する者が参考になる情報

 ・付近に日本人街があり、NIJIYAという日本食マーケットがあるが、車で15分程
      度のMITSUWAマーケットの方が品揃えがよい。
 ・レンタカーは近くにOKレンタカーという店があり、日本語も通じるのでよい。
 ・留学経験者でfacebookのページを作っているので加入すると様々な情報がもらえ
     る。


英文報告書 

(1)参加したプログラムの評価

The program was very flexible so that I could visit the hospital other than VA. The program was completely for visitors. I thought it was great. There is few chance to visit and observe real practice in U.S. It was very useful for me.

 (2)感想

I have visited VA for 2 months. I could see real medical practice in U.S. It was big experience for me. I felt I could compare the medicine of Japan and U.S, and then I can improve our practice. The way of spending time was most impressive for me. The morning was quite early. To do so, we can spend time effectively in the evening. I was also surprised at education. The round was pretty educative. I want to do such rounds in Japan, too. All my visit was absolutely awesome and fantastic. Thank you for everything.

登録日: 2013年8月28日 / 更新日: 2013年8月28日

  • ページの先頭
  • 戻る
  • このページを印刷する - D.I 先生 外科