2018年11月9・10日の2日間にわたり神戸で第72回国立病院総合医学会が開催されました。今回の学会のテーマは「多様性のなかに個がか輝く―私たちの医療を推進します-」です。


 
 プログラムでは、中川尚史氏、池坊専好氏による特別講演、間野博行氏による招請講演、38のシンポジウムや24のランチョンセミナー、1,703題のポスターセッションを含む計2,418題の演題が行われました。


 

【特別講演1】

サルの行動から人類の起源と進化を語る

中川 尚史
京都大学大学院理学研究科 教授

(プロフィール・略歴)

 1960年大阪府生まれ。1984年京都大学大学院理学研究科修士課程入学。1989年理学博士号取得。1989年日本学術振興会特別研究員(PD)採用。シオン短期大学教養学科助教授、神戸市看護大学看護学部助教授、京都大学大学院理学研究科助教授などを歴任、2015年から現職。
  著書は、「サルの食卓-採食生態学入門」、「“ふつう”のサルが語るヒトの起源と進化」、「日本のサル-哺乳類額としてのニホンザル研究」ほか多数。


 

【特別講演2】

いのちをいかす いけばなの美と心

池坊 専好

華道家元池坊 次期家元

(プロフィール・略歴)

 小野妹子を道祖として仰ぎ、室町時代にその理念を確立させた華道家元池坊の次期家元。京都にある紫雲山頂法寺(六角堂)の副住職。いのちをいかすという池坊いけばなの精神に基づく多彩な活動を展開。2012年より、諸災害の慰霊復興や人々の幸せや平和を願い、西国三十三所の各寺院を巡礼、献花を行い2016年5月に結願した。2013年にはハーバード大学においてワークショップを、またニューヨーク国連本部において世界平和を祈念し献花を行った。現在は、東京オリンピックパラリンピック競技大会組織員会文化・教育委員会委員を務める。アイスランド共和国名誉領事。京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士後期課程修了。


 

【招請講演2】

「いよいよ始まるがんゲノム医療」

間野 博行

国立がん研究センター 研究所長、がんゲノム情報管理センター長

(プロフィール・略歴)

 昭和59年東京大学医学部医学科卒業。昭和61年東京大学医学部第三内科入局。平成元年米国セントジュード小児研究病院生化学部門留学。自治医科大学分子生物学講座教授、自治医科大学ゲノム機能研究部教授、東京大学大学院医学系研究科細胞情報学分野教授などを歴任。平成28年より国立がん研究センター研究所長、平成30年より国立がん研究センターがんゲノム情報管理センター長に就任。
 専門分野はゲノム医学、分子腫瘍学。
 受賞歴は、日本医師会医学賞、武田医学賞、紫綬褒章、塩野賞、ベルツ賞ほか。


 

 【総合医学会の風景】

 

【会場入り口】

【開会式(小西院長)】

【オープニングリマークス(楠岡理事長)】

【口演会場】

【ポスターセッション】

【お茶のおもてなしコーナー】

【QC活動奨励表彰(全員交流会にて)】

【閉会式(宮野前院長)】