2017年11月10・11日の2日間にわたり高松で第71回国立病院総合医学会が開催されました。今回の学会のテーマは「道 -明日へ- 国立医療の未来を拓く」です。


 
 プログラムでは、中村修二氏、池透暢氏による特別講演、椎葉茂樹氏による教育講演、36のシンポジウムやパネルディスカッション、約2,500題の一般演題などが行われました。


 

【特別講演1】

「LED開発までの苦労-日本とアメリカの違い-」

中村 修二
カリフォルニア大学 教授

(プロフィール・略歴)

 1954年愛媛県生まれ。1979年徳島大学大学院工学修士課程卒業、日亜化学工業入社。1993年世界で初めて、高効率青色LEDを発明し、製品化する。1994年「高効率青色LEDに関する研究」で徳島大学より、工学博士号を取得。2000年からカリフォルニア大学サンタバーバラ校材料物性工学部教授。2014年「高効率青色LEDの発明」により、ノーベル物理学賞を受賞。
これまでの主な受賞歴として、2014年文化勲章、ノーベル物理学賞、2015年チャールズ・スターク・ドレイパー賞、全米発明家協会殿堂、ロシアグローバルエネルギー賞など多数受賞。
 著書は、「The Blue Laser Diode」、「Introduction to Nitride Semiconductor Blue Lasers Light Emitting Diodes」ほか。


 

【特別講演2】

「走り続けたから掴めた」

池 透暢

リオパラリンピック競技大会 ウィルチェアーラグビー 銅メダリスト

(プロフィール・略歴)

 1980年高知県生まれ。2000年交通事故により全身の75%の火傷、四肢障害を負い車椅子生活となる。2012年ウィルチェアーラグビー競技を始める。2014年ウィルチェアーラグビー日本代表のキャプテンに任命される。2015年アジア・オセアニアチャンピオンシップで日本代表として史上初の優勝。2016年リオパラリンピック競技大会で日本代表として史上初の銅メダル獲得。
これまでの受賞歴として、2015年高知県協会優秀賞、高新スポーツ賞、2016年高知県体育協会最優秀賞、第1回高知県スポーツ特別栄誉賞、第31回龍馬賞、2017年第1回日本パラスポーツ賞優秀賞(ウィルチェアーラグビー日本代表)。


 

【教育講演】

「地域医療構想」

椎葉 茂樹

厚生労働省 大臣官房審議官(医政、精神保健医療、災害対策担当)

(プロフィール・略歴)

 宮崎県出身。1988年3月産業医科大学医学部卒業。1988年4月厚生省入省。富山県厚生部長、環境省総合環境政策局環境保険部企画課特殊疾病対策室長、厚生労働省医政局研究開発振興課長、同省労働基準局安全衛生部労働衛生課長、同省健康局がん疾病・健康増進課長、同省大臣官房厚生科学課長などを歴任、2016年から現職。


 

 【総合医学会の風景】

 

【受付】

【オープニングリマークス(楠岡理事長)】

【開会式(中川院長)】

【シンポジウム】

【eポスターを使用したポスターセッション】

【QC活動奨励表彰(全員交流会にて)】

【全員交流会(職員・学生によるフラダンス】

【閉会式
(左から、宮野前院長、小西院長、大串院長、中川院長)】