医   療   功   労   賞   受   賞  
独立行政法人国立病院機構
三重病院
国際医療研究室長 中野 貴司(なかの たかし)
(現在、中野先生は三重病院を退職されております。)

 

当国立病院機構三重病院 臨床研究部 中野貴司 国際保健医療研究室長が第38回読売新聞医療功労賞を海外部門で受賞いたしました。

【表彰名及び業績名】

表彰名 

第38回読売新聞医療功労賞(海外部門)

 

業績 
 「ガーナ、ニジェール、中国

  他における医療への国際的な貢献」

  

この医療功労賞は、読売新聞社が主催し、厚生労働省及び日本テレビ放送網が後援のもと日本国内の離島、山間、豪雪地帯など厳しい環境だけでなく海外の劣悪な環境下にある発展途上国で、我が身を省みず医療活動に取り組み続け、顕著な実績を残した医療関係者に光を当てることを目的に1972年に創設された顕彰制度です。

受賞者は、厚生労働省をはじめ各界の有識者からなる選考委員会における厳正な選考を経て決定され、今回の第38回は全国から国内部門15名、海外部門2名に中央表彰が授与されました。

 授与式は3月15日に帝国ホテルにおいて行われ、受賞者を代表して中野室長が御礼の挨拶をされました。その後、受賞者は、皇居におい天皇皇后両陛下に拝謁を賜りました。

◎授与式(3月15日 帝国ホテルにて)


 

中野室長は大学卒業後、医師免許を取得された後、約3年半後、28歳で西アフリカガーナへ国際協力事業団から疫学部門の専門家として派遣されました。

年齢は若かったにもかかわらず現地のガーナ人同僚から厚い信頼を得られて、プロジェクトリーダーを引き継がれ、ガーナ国保健医療の向上に大いに寄与されたほか、両国の友好関係をより強固なものとされました。

また、アジアにおけるポリオ最大流行国であった中国に国際協力事業団プロジェクトチームの一員として1年間滞在し、サーベイランス強化による患者発生監視とワクチン普及によりポリオ制御に邁進されました。

◎院内での活動シーン(共同通信社提供)

 

◎同賞受賞に伴う理事長表彰の模様

 

受賞功績の一部を紹介させていただきましたが、今般、これらの活動が評価され、国立病院機構職員が国際医療協力分野において貢献していることを広く国民に周知させたもので、国の医療政策として国立病院機構が担うべき使命に大きく寄与しています。

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